PFOS等を含む水の処理に用いた使用済活性炭の適切な保管等について
PFOS等を含む水の処理に用いた使用済活性炭の適切な保管等について
先般、国内において、浄水場の水源となっていたダム等から、指針値(暫定)を超えるPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)及びPFOA(ペルフルオロオクタン酸)(以下「PFOS等」という。)が検出され、関係自治体に設置された有識者委員会において、周辺の調査結果等から総合的な検討が行われた結果、ダム上流に位置する資材置場において、長期間にわたって野積みされていたPFOS等を含む使用済活性炭からのPFOS等の流出が、ダム等におけるPFOS等の検出の原因と考えることが妥当とされたところです。
活性炭は水処理等に広く用いられていますが、上記事案のように長期間にわたって野積みし、保管容器の外装が破損したまま雨ざらしで放置するなど、不適切な管理が行われた場合、活性炭に吸着したPFOS等が溶出し、環境中への流出による汚染を生じさせるおそれがあります。
こうした背景から、水道における暫定目標値又は公共用水域等における指針値(暫定)を超過する濃度のPFOS等を含む水の処理に用いた使用済活性炭(事業の用に供されたものに限る。)の適切な管理に関して留意すべき点等について、国において整理されたところです。
「活性炭を用いて水処理を行い使用済活性炭を排出する事業者」及び「使用済活性炭を再生する事業者」並びに「使用済活性炭を廃棄物として処理する廃棄物処理業者」におかれましては、下記通知を御確認のうえ、使用済活性炭の適切な保管、適正処理又は再生について、御留意ください。
通知の詳細はこちら